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Tレックス、想定より大型で成長も速かった? [科学系よもやま話]

最も有名な恐竜の一種で、大型の肉食恐竜として知られるティラノサウルス・レックス(T. Rex)に関して、これまで考えられていたより大型で、成長も速かったとする論文が発表されました。
A Computational Analysis of Limb and Body Dimensions in Tyrannosaurus rex with Implications for Locomotion, Ontogeny, and Growth(リンク)』

骨格標本を使った新たな手法で明らかになったものだそうで、骨格標本5体にデジタル処理で肉付けしたところ、これまでの推定より最大30%大きく、成体への成長速度も2倍であったろうと推測したそうです。

5体には、ティラノサウルスの最も完全な標本の一つとされる「Sue」も含まれているのですが、従来体重約6.4tと推定されていたのが、今回のシミュレーションでは、体重は9トンもあるという結果が得られたそうです。

それにしても、化石など新たな発見があったわけでもないのに、こんなに違う結果が出るのですから、ビックリします。

最近では、ティラノサウルスには羽毛が生えていたと考える人もいて、今後どのようなティラノサウルスがスタンダードになるのか楽しみです。
恐竜展0016.JPG
写真は、国立科学博物館で開催されていた恐竜展2011で展示されていた、待ち伏せ姿勢のティラノサウルス、バッキー


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北海道大好き人間

質問ですが、骨格標本と化石の違いは何でしょうか?化石を組み立てた物が骨格標本ではないのでしょうか?

化石はイコール「骨」ですから、成長速度はともかく、その骨が耐えきれない程の肉や脂肪、臓器がつくとは考えにくいのですが、その点はどう考えているのでしょうか?

by 北海道大好き人間 (2011-10-17 14:33) 

optimist

北海道大好き人間 さんこんばんは。

骨格標本というと、一般には骨格以外の軟組織を除去して組み立てた標本ですが、恐竜などの絶滅生物の場合、骨格化石を組み立てたものを骨格標本と言いますが、多くの場合、骨格標本は複製標本です。
これには色々と理由があります。
まず、発掘される骨格化石は、全身揃って発見されることの方が稀です。そのため、足らない部分をレプリカで補って(というか、通常は足らない部分の方が多いのですが)、全身骨格標本を作るのです。※この場合、レプリカと言っても、同種の他の骨格標本を参考に作られます。

他の理由としては、本物を展示すると壊れたら研究に支障をきたす事、その前に常時展示されていては研究の妨げとなるなどの理由もあるようです。

国立科学博物館の展示の場合、(レプリカ)とか(実物標本)という記載があります。産状を表した展示や特定部位を展示する場合には実物標本が結構使われますが、全身骨格標本は基本的にレプリカですね。

究では、現生動物の筋肉密度などから推定しているそうです。
骨格が分かっても、失われてしまった筋肉がどの程度ついていたのか?筋肉の重さはどの位なのか?を推定するには、どういうパラメータを使ってシミュレーションしたのかに大きく依存しちゃうって事であって、骨が耐えられない程の重量を纏わせているって訳じゃないと思います。

このペーパーは、有料購読しなくても閲覧できるので図を見て頂ければ、どのように肉付けしていったのか、イメージしやすいと思います。

長文になり失礼しました^^;
by optimist (2011-11-05 19:56) 

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