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不思議な生き物・奇天烈生物紹介 ブログトップ
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臓器まで透ける金魚 人の病気研究用、三重大など作製 [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

先日、ご紹介した京都大学の阿形教授らのプラナリアに関する研究結果を発表したのと同じ、日本分子生物学会で発表されたのがこの記事にある体が空ける金魚。

この金魚、体内の臓器や筋肉が透けて見えるので、生きたまま特定のタンパク質の体内での働きを調べたりできるらしい。金魚って色が濃いものが好まれるらしいのですが、あえて養殖業者に依頼して色素の薄い突然変異体を収集、それらを掛け合わせたんだそうです。逆転の発想って奴ですね。

体が透けるって聞くと、何年か前に話題になった深海魚のデメニギスとか、以前読んだ「『七都市物語』シェアードワールズ」を思い出しました。

デメニギスというのは深海魚で頭部が透明なドーム状で、ちょっと面白い風貌をしています(ココ写真を見る事が出来ます)。ドーム内の灰色っつぽい円筒が管状眼という眼で、この管状眼が垂直に起立していて、深海において光がある上方向を見てるんだとか・・・。更にデメニギスの眼は回転して周囲を見ることもできるそうで、なんだか深海探査船って感じなんですよw

「『七都市物語』シェアードワールズ」ってのは田中芳樹氏の『七都市物語』の設定を使った4人の作家による短編集。この中の森福都氏による『シーオブクレバネス号遭難秘話』に出てくる月世界の末裔が体の皮膚が透けて見える男だったりします。シャトルで母親が月から脱出した際に、月の人々を襲った謎のウイルスによって、お腹にいた胎児の色素が失われたって設定。
なかなか良く出来た話なので、興味のある方は読んでみては如何でしょう?辛めに意見するなら、この設定をもう少し発展させた話が出来たら、もっと面白くなるんじゃないかな~なんて思うのでけど・・・。



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「食べ方が悪い」掃除魚のオス、怒ってメスに懲罰 [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

ホンソメワケベラをペアで水槽にいれて実験した所、オスが、メスの採食行動を監視し、大型魚を不快にする食べ方をすると罰を与えることが、英豪グループの研究でわかったという記事。

8組のペア全てで見られた行動って事は、ホンソメワケベラって亭主関白なんですね~。オスがガッツクのをたしなめるメスって構図でも良い気はするのですが、不思議です。

こういう、行動はどのように伝えられるものなのでしょう?魚類の場合って親が育てる訳ではないだろうから、遺伝的にその特性を持っているって事ですよね?
どんな遺伝的要素がこのような行動を引き起こすのか?気になります。



金属の鎧を身に纏う、不思議な巻貝『スケーリーフット』 [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

今日は、JAMSETCが運用している深海6500の調査結果から、深海に住む不思議な巻貝『スケーリーフット』をご紹介しようと思います。

正式名はウロコフネタマガイ(学名:Crysomallon squamiferum)。その最大の特徴は、巻貝の殻だけでなく、脚を覆うように硫化鉄製の鱗を持ている事です。その特徴的な姿から、「鱗を持つ足」スケーリーフット(scaly-foot)とも呼ばれています。

スケーリーフットの存在が確認されているのは、インド洋の深海底熱水活動域、通称「海嶺フィールド」と呼ばれるエリアだけです。ここは、アフリカプレートオーストラリアプレート,南極プレートの3つのプレートが接するロドリゲス三重点に近くです。この海嶺フィールドの、水深2420m近辺にある熱水噴水孔。

炭酸カルシウムや珪酸を骨格や殻として用いる生物は数多くいますが、金属である硫化鉄を体の構成成分とする生物は、スケーリーフットで初めて確認されたそうです。

貝殻や鱗は共に黒色で、その姿は黒色騎兵隊(シュワルツ・ランツェンレイター@田中芳樹著:銀河英雄伝説)って感じ♪。この色は硫化鉄によるものらしく、深海から採取して飼育を続けると酸化して赤錆がでて、褐色になるそうです。要は、大涌谷の『黒たまご』ですね^^;
因みに鱗を構成する硫化鉄は単磁区構造の結晶で磁性を帯びてるそうですから磁石で釣れるかも知れませんよw

この不思議な巻貝は、新江ノ島水族館の深海コーナーでも見ることができます。残念ながら、生きた状態での展示は昨年中に終了し、今は標本のみの展示。それがこの写真です。
スケーリーフット.jpg

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性転換する魚たち [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

先日、ホンソメワケベラの懲罰行動についてのニュースをご紹介しました。コメントで少し触れましたが、、このホンソメワケベラ、色々興味深い生態が知られています。折角なので、ちょっとご紹介したいと思いますね。

今回、参考にしたのは、岩波新書の『性転換する魚たち― サンゴ礁の海から ―』桑村 哲生著、岩波新書(2004)です。面白い本なので、是非読んでみる事をお勧めします。

ホンソメワケベラは性転換する魚として知られています。従来雌性先熟と思われていたのが、実はオスからメスにも性転換する事が分かってきたんだそうです。

雌性先熟とは性転換のタイプを表す言葉です。メスからオスに変化するのが『雌性先熟』、逆にオスからメスに変化するのは『雄性先熟』と呼ばれます。そしてどちらにも変化できる『双方向性転換』の種もあるんだそう。

実は、魚類ではサンゴ礁にすむものを中心に多くの種で性転換が知られているんですよ。脊椎動物全体で見ると、一部の両生類や魚類は性転換する種が知られていますが、哺乳類や鳥類では自然に性転換する事はありません。魚類でも性転換するのは全て体外受精を行なう種で、体内受精を行なう主では性転換は知られいないそうです。これは、交尾を行なう種の場合、交尾器官の構造に雌雄差が大きく、性転換の為の時間的・エネルギー的損失が、性転換で得られる利益に見合わないからなんですって。
  

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タグ:性転換 魚類

オオサンショウウオは出不精? 食事で外出、3日に1回 [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

京都大大学院地球環境学堂の田口勇輝研究員(28)の調査によれば、オオサンショウウオが川の中で出歩く頻度は3日に1度程度で、「省エネ型の生き物」なんだとか。

オオサンショウウオといえば、現生する両生類で世界最大級の種で、成長するとなんと体長1.5mを超えるそうです。私はお目にかかった事はありませんが、人間サイズの両生類って、目の当たりにするとかなりインパクトがありそうですね^^;もしかしたら、伝承される妖怪のモデルになっているかもしれませんね。ぬらりひょんなんかのイメージとダブる所もある気が・・・。

さて、このオオサンショウウオ、ご存知のように国の特別天然記念物に指定されています。しかし近年個体数が減少し、環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)に分類されています。

生息地の開発などによる環境悪化だけでなく、チュウゴクオオサンショウウオとの競合や遺伝子汚染もその原因とされているようです。そう、実は在来のオオサンショウウオの近親であるチュウゴクオオサンショウウオが、食用として人為的に持ち込まれ野生化してるんです。
しかも両者は交雑が可能で、テリトリーの競合だけでなく、交雑による純血のオオサンショウウオの個体数減少も進むという悪循環・・・。ある調査では、賀茂川水系に生息するオオサンショウウオの半数近くは雑種という報告もあるようです。

更に問題をややこしくしているのが、チュウゴクオオサンショウウオもIUCNレッドリストの「絶滅寸前(CR)」に分類され、種の保存法の国際希少野生動植物種に指定されて保護対象なんです。そのため、外来種として駆除も出来ず、かといってほっとくと、交雑が進みどちらの種も絶滅し、雑種が残るという事になりかねません。なかなか単純には行きませんね^^;


ダイオウイカ ― 深海のミステリー (国立科学博物館-ホットニュース-より ) [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

先月(2010年2月20日)、ダイオウイカ(Architeuthis sp)が、新潟市の海岸に漂着して、ニュースになっていました。この時のダイオウイカは、マリンピア日本海(新潟県新潟市)が受け入れた後、研究用標本として国立科学博物館に提供されたそうです。

そんな経緯もあってか、国立科学博物館のホットニュースに、『ダイオウイカ ― 深海のミステリー』がアップされていたので、ご紹介します。

ダイオウイカ(大王烏賊)は、ツツイカ目-ヤリイカ亜目-ダイオウイカ科に分類さる巨大なイカの一属です。属名なので、実際には、更に複数種に細かく分類されるそうです。ヨーロッパで発見されたタイセイヨウダイオウイカは、体長20mを超え、巨大なイカの伝説(クラーケン)はダイオウイカをモデルとも言われます。世界最大級の無脊椎動物として有名なので、名前だけは知っている人も多いのではないでしょうか?某RPGのモンスターとしても登場しますしね^^;

しかし名前が知られている割に、その生態は謎であり、生きているダイオウイカの動画が最初に撮影されたのでさえ、2004年(小笠原諸島父島付近の近海で国立科学博物館 動物研究部 窪寺恒己・無脊椎動物研究グループ長らによる)と、極最近なんですよ。

因みに、このダイオウイカ、国立科学博物館で見る事ができます。地球館の1Fの『サイズへの挑戦』で液浸標本が展示されているんです。天井から吊り下げられているクジラの骨格標本を目印にすると分かり易いです。そのすぐ近くに展示されていますから。
ダイオウイカ.jpg
国立科学博物館収蔵 ダイオウイカの液浸標本

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タコがカレイに「変身」 身を守るため? カリブ海 [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

先日、カレイそっくりの姿で海底を泳ぐ小型タコの仲間がカリブ海で見つかったというニュースがありました。米ウッズホール海洋生物学研究所のチームが専門誌『The Biological Bulletin』誌の2月号に発表したそうです。
Octopus defilippi.jpg
Credit:Left: Photo by John Forsythe;Right: Photo by R. Hanlon

しかし、擬態するタコって、TVなどで見たことありませんか?実は、このニュースもカリブ海で発見されたってだけで、インドネシア沖ではアトランティック・ロングアーム・オクトパス(学名:Octopus defilippi)というマダコ属のタコが海底の砂地に生息するホシダルマガレイやヒトデに擬態する事が、既に知られています。

他にもゼブラオクトパス(ミミックオクトパス) (学名:Thaumoctopus mimicus)が同じように擬態するタコとして有名です。これらの映像は、これまでにTVでも放送されていて、私が知る限りでもNHKの『地球!ふしぎ大自然』や『ワンダー×ワンダー』、TBSの『動物奇想天外』、テレビ東京の『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』など、何度か取り上げられています。

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タグ:タコ

まるで地球外生命? 酸素なしで生きる多細胞の動物発見 [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

ギリシャ・クレタ島に近い地中海、L'Atalante湾の海底堆積物中から酸素無しで活動できる多細胞生物群を発見したと、イタリアデンマークの研究チームが英オンライン生物誌BMCバイオロジーに発表したというニュースasahi.comに載っていました。
BMCバイオロジー誌(リンク)』

酸素を必要としない生物というと、深海のブラック・スモーカー周辺では、太陽エネルギーに依存しない生態系が存在していることが知られています。光合成に依存せず、噴出する熱水のエネルギーと熱水に含まれている硫化物やメタンから有機物を合成するバクテリアなど酸素を必要としない嫌気性生物に依存した生態系です。最初の生命もこのような場所で発生したかもしれないと考える人もいます。

しかし、これらの嫌気性生物を捕食する、周辺に見られる多細胞生物(シロウリガイ、チューブワーム、或いはスケーリーフットなど)は、酸素を代謝に使用しています。このように、嫌気性生物は細菌など単細生物が知られるのみでしたが、今回発見された多細胞生物は、酸素が全く含まれない堆積物中で生きているらしいです。ちょっと驚きですね。
metazoa.jpg
Danovaro et al., 2010, The first metazoa living in permanently anoxic conditions 『Credit:BMC Biology』
もし、酸素を必要としない生態系が確立しているなら、酸素が全く無いような、地球とは全く異なる環境でも生命が繁栄している可能性が高まるという訳です。なんだかワクワクしますね。

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1.2メートルの角を持つ草食恐竜の化石を発見、メキシコ [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

米ユタ大学自然史博物館(Utah Museum of Natural History)などの研究チームにより、メキシコにある白亜紀後期の地層から発掘された、新種の角竜に関するニュースです。

この化石は発見されたコアウイラ(Coahuila)州に因み「コアウイラケラトプス・マグナクエルナ」と名づけられたそうです。全長約6.7メートルに対して、2本の角の長さは1.2mもあるそうです。

角竜と聞いて思い浮かべるのは、国立科学博物館のB1Fに展示されているトリケラトプス・ホリッドス(Triceratops horridus)。全身骨格は、世界でも2個体しか見つかっていない貴重な標本で、世界で最も保存が良いと言われているそうです。それでも、尾と鼻の先はレプリカですけどね^^;
国立科学博物館B1F#1トリケラロプス.JPG
角竜のフリルや角は、バリエーションが豊富。国立科学博物館では、トリケラトプスの全身骨格の上に様々な角竜の頭骨が展示されています。トリケラトプスとその上に展示してある頭骨を比較してみると、面白いです。

余談ですが、国立科学博物館に展示されているスティラコサウルスの頭骨(写真では一番左)は幼生なんですよ。、フリルの刺が短いので、最初はセントロサウルスと考えられていたそうですが、その後幼い個体だと判明したそうです。つまり、スティラコサウルスの刺は、二次性徴によるものと考えられている訳です。

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パナマで発見された新種のカエル [不思議な生き物・奇天烈生物紹介]

今日取り上げるのは、スミソニアン熱帯研究所によて公開された、新種のカエル「Pristimantis educatoris」と「Pristimantis Adnus」に関するニュースです。
スミソニアン熱帯研究所 プレスリリース『Two New Frog Species Discovered in Panama’s Fungal War Zone(pdfファイル)』

今回公開された写真がこれ。
Pristimantis_educatoris_by_Crawford.jpgPristimantis_adnus_by_Crawford.jpg
Pristimantis educatoris(左)とPristimantis Adnus(右)
Credit:Andrew Crawford/Smithsonian Tropical Research Institute
Smithsonian Tropical Research Institute Web Site(リンク)』

この発見には、カエルツボカビ症が深く関わっています。カエルツボカビ症は、1999年に新属新種と認められた真菌カエルツボカビ(Batrachochytrium dendrobatidis Longcore et al.)によって引き起こされる両生類の感染症なのですが、ご存知でしょうか?両生類の体表に寄生し繁殖すると、皮膚呼吸が困難になり死んでしまう、致死性の高い病気なんだそうです。

2007年には、日本国内でもカエルツボカビ症侵入緊急事態宣言が出されている程です。横浜動物園ズーラシアなどで、カエルツボカビ症についての展示があったと思います。かなり大変な事態の割りに、一般には知られていないような・・・。

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